DISCOGRAHPY(参加アルバム), Piano Trio
『Echoes of Autumn 』シーン オブ ジャズ(大坂昌彦 石井彰)
【収録曲】
1.Every Time We Say Good-Bye (Cole Porter) 7:12 エブリタイム・ウイ・セイ・グッバイ
2.Autumn Leaves (Joseph Kosma) 6:12 枯葉
3.Early Autumn (Rulph Burnes/Woody Herman) 5:55 初秋
4.Autmun In New York (Vernon Duke) 5:12 ニューヨークの秋
5.On A Clear Day (Burton Lane) 5:14 晴れた日に永遠が見える
6.Fall (Wayne Shorter) 5:18 フォール
7.Tis Autumn (Henry Nemo) 3:34 ティス・オータム
8.September In The Rain (Harry Warren) 九月の雨
9.September Song (Kurt Weil) 6:10 セプテンバー・ソング
10.November Afternoon (Tom Mclntosh) 5:22 ノベンバー・アフタヌーン
total time 55:37
告白すると、音楽の仕事を生業にしていながら、”ジャズ”に対する造詣が甚だ浅く・・・、なんともお恥ずかしい限り。
その根元的な奥の深さについて、「浅はかにジャズを語ることなかれ」、的な敷居の高さを感じてしまっていたのです。
ただ、かつて親しんだメロディ達が心地よく並んだ本アルバムについて、”ジャズとは”なんてうんちくを語ることにことさら意味はないでしょう。
全編を通して耳馴染み良く、”秋”をテーマにしているからか、熱く(暑く?)なりすぎず、あくまでも軽やかなムードをキープしてくれている。
ポピュラー・シンガーによる数々の名カヴァーでも知られる、コール・ポーターのペンによる"Everytime We Say Good-Bye"なんて、元々秋にまつわる歌詞でもないのだけれど、見事に秋の解釈にアレンジされて(これがジャズのいいところ!)、本作のオープニングにさらりとフィットしているし。
"秋の夜長に"といった常套句もいいのかもしれないけれど、むしろ湿度も頃合いよく下がり始めた朝にでも爽やかに響いて欲しい1枚です。
musica allegra 田中茂昭
発売:2006-10-25 |