DISCOGRAHPY(参加アルバム), Piano Trio
『Colors of Winter』シーン オブ ジャズ(大坂昌彦 石井彰)
スペシャル・ゲスト
上田正樹(vo)
上里はな子(vln)
【収録曲】
1.Someday My Prince Will Come (Frank Churchill ) 5:54 いつか王子様が
2.The Nearness of You (Horgy Carmichael) 6:34 ニアネス・オブ・ユー
3.Be My Love (Nicholas Brodszky) 6:03 ビー・マイ・ラブ
4.My Foolish Heart (Victor Young) 5:30 愚かなり我が心
5.Dear Old Stockholm (P.D.) 6:24 ディア・オールド・ストックホルム
6.Skating in Central Park (John Lewis) 6:00 スケーティング・イン・セントラル・パーク
7.Snowfall (Claude Thornhill) 7:09 スノーフォール
8.Winter Wonderland (Felix Bernard) 6:31 ウインター・ワンダーランド
9.My Funny Valentine (Richard Rodgers) 4:09 マイ・ファニー・バレンタイン
10.As Time Goes By (Herman Hupfeld) 4:10 時の過ぎ行くままに
total time 58:27
「Scene of Jazz」シリーズ第3弾となる”冬”編。
個人的には、”待望の”と付けたくなるアルバムが届いた。
なんてったって、ジャズの(特にピアノ)が醸し出すムードは、冬の外気が映し出す景色にジャスト・フィットする気がするから。
色に温度があるように、音にも温度が確かにあって、肌恋しい、なんて言葉がぴったりの気分を助長するような絶妙な”音度感”が今作には漂っている。
プロモーション用のライナーとしてはそぐわないかもしれないけれど、ひとり寂しく~切なく過ごすには、なんともいえない寂寥感にどっぷり浸れる作品。
コートの襟を立てて、街頭に佇みホット・ウイスキー、白い息と湯気が相まって・・、なんて経験は無いけれど、そんな風情がぴったりのバラッドやジャズなんて言葉も知らない小さな頃から耳馴染んでいたディズニーのレパートリーやクリスマス・ソングを挟みながもら、音度を一定に保ったまま、演奏は進んでいく。
ヴォーカルとヴァイオリンをフィーチャーしたラストの2曲で、やっと暖かい部屋に迎え入れてくれた気分にしてくれる。
ツリーに飾られたオーナメントの淡い色、暖炉の薪がパチパチと小さくはぜるよな・・・、なんてこんな経験も無いんだけれど。。
musica allegra 田中茂昭
¥2,422 | 発売:2006-12-13 |